Bladder Botox
膀胱壁内ボトックス注入療法
膀胱壁内ボトックス注入療法は、内服治療で十分に改善しない過活動膀胱の方に対する専門的な治療です。膀胱の壁にボツリヌス毒素を直接注入することで、膀胱の過剰な収縮を抑え、頻尿・尿意切迫感・切迫性尿失禁の改善が期待できます。日帰りで実施可能な保険適用治療です。
所要時間
30分前後(事前準備・経過観察を含めて2〜3時間)
痛み
局所麻酔下
保険
保険適用(条件あり)
費用目安
費用に関する詳細はお問い合わせください。
こんな方に
おすすめです
- 過活動膀胱と診断され、お薬での改善が乏しい方
- お薬の副作用(口渇・便秘など)でつらい方
- 尿意切迫感・切迫性尿失禁で生活への影響が大きい方
- 12週間以上にわたり症状が続いている方
- 排尿日誌で症状の客観的評価を済ませた方
当院での流れ
事前評価
排尿日誌・尿流量測定・残尿測定で症状を客観評価し、適応を判断します。膀胱鏡検査も実施することがあります。
治療日の決定とご説明
効果と副作用、自己導尿が必要になる可能性まで含めて丁寧にご説明し、同意のうえ予約します。
当日の処置
局所麻酔下で膀胱鏡を挿入し、膀胱壁の20か所程度にボツリヌス毒素を注入します。所要は30分前後です。
経過観察と効果判定
術後しばらくして残尿測定を行い、症状の改善度を確認します。効果は通常2週間ほどで現れ、6〜9ヶ月持続する方が多いです。
再治療の検討
効果が薄れたら再注入が可能です。再治療の間隔は通常3ヶ月以上空けます。
期待できることと、注意すべきこと
Benefits
期待できること
- 内服治療で効果が乏しかった方にも期待できる
- 日帰りで実施可能(入院不要)
- 効果は通常2週間程度で現れ、6〜9ヶ月持続
- 再治療が可能で、長期的な症状コントロールが見込める
Risks & Notes
リスク・注意事項
- 排尿困難・残尿の増加(一時的に自己導尿が必要となるケースが数%)
- 注入部位の血尿・違和感(数日以内に軽快)
- 尿路感染(術前の尿検査と予防的抗菌薬で対応)
- 効果には個人差があり、十分な効果が得られない場合もあります
- 重症筋無力症など特定の神経疾患の方は適応外です
※ 効果や副作用には個人差があります。事前のご説明と同意のうえで実施します。
Pain & Invasiveness
局所麻酔下で行うため強い痛みはありませんが、注入時の刺激や違和感はあります。膀胱鏡を入れる際の感覚は通常の膀胱鏡検査と同程度です。
よくいただくご質問
Q.011回の治療で何ヶ月効果が続きますか?
個人差はありますが、6〜9ヶ月効果が持続する方が多くいらっしゃいます。効果が薄れてきた段階で再治療を検討します。
Q.02副作用で気をつけることは?
もっとも重要なのは「排尿しにくくなる」副作用です。術後に残尿が増え、一時的に自己導尿が必要となる方が数%います。事前にしっかりご説明し、対応方法もお伝えします。
Q.03他の治療と比較してどうですか?
内服治療で改善が乏しい方に向けた、次のステップの治療です。手術と比べて侵襲が低く、効果が一時的(再治療可能)という特徴があります。生活背景に合わせて選択肢をご提案します。
Q.04当院で完結しますか?
当院では外来での実施を予定しています。入院や全身麻酔が必要なケースについては、連携医療機関へご紹介します。
監修:当院 副院長 川西 誠(日本泌尿器科学会専門医)
膀胱壁内ボトックス注入療法についてのご相談・ご予約はこちら
当日の飛び込み受診も大歓迎ですが、事前にお電話・WEBでお問い合わせいただくとスムーズです。
小阪イナバ:火・水・金 9:00〜12:00 / 15:00〜18:00(木は午前のみ/金は第1・3・5週)
若江岩田:月・金(第2・4週)9:00〜12:00 / 15:00〜18:00